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みなさん、こんにちは。これ短講師 中小企業診断士の中里です。

雨続きの天気が少し回復したと思ったら、暑さまで戻ってきました。2次試験まで30日を切り試験の直前期になってきました。季節の変わり目で、気候や天候などが大きく変わる時期なのでこれまで以上に体調管理をしっかり行って、万全の体制で試験に挑めるように準備を進めてください。

Fuji

今回は事例4の特徴についてまとめたいと思います。

事例4は、財務・会計をテーマとした事例となっています。財務・会計は1次試験でもメインとも言える科目であり、中小企業診断士試験を制するためには避けて通れない科目でもあります。また、財務・会計という特性から他の事例と異なり計算問題が中心となることから、100字や120字などの文章での解答ではなく、計算過程・結果などを中心に解答する形式になります。計算問題なので正解・不正解がはっきりしてしまうことも大きな特徴かもしれません。

事例4では、4問程度の問題が出題されるのが一般的です。また、事例1~3と比べて与件文が短く、文章の代わりに財務諸表などが提示され、それらを使って問題を解くことになります。また、各問題文にも計算に必要な様々な条件や数値が説明され、それらを使って問題を解くことになります。

第1問:財務分析・経営分析
第2問:CF計算やCVP分析など
第3問:フリーCFや投資判断など
第4問:為替・オプション取引・その他財務知識など

毎年、受験生にとって事例4は難易度が高く、事例1~3で疲れた頭を完全にノックアウトする威力を持った問題が出題されます。ただ、不思議なもので平常心で問題に取り組むと意外と解ける絶妙な難易度で設定されている問題となっています。(おそらく、多年度受験生の中には、複数年経験することで事例4が徐々に得意・得点源になっている受験生も多いのではないでしょうか)

事例4の攻略のための対策は、意外とはっきりしています。

①財務分析・経営分析をしっかり対策する。
②CF計算の手順をしっかり対策する。
③CVP分析は過去問でしっかり対策する。
④条件の見落とし防止や検算などをしっかりプロセス内に組み込む

①の財務分析・経営分析は、数字の計算(指標)だけではなく、与件文などを活用した課題の抽出や、指標や課題に対する対策をしっかり記述できることが必要となります。課題や対策については、過去問などを通じてパターンで覚えてしまってもいいかもしれません。

②のCF計算は、1次試験では1~2問しか出題されないので、受験生の中には「捨て問題」で軽めの対策で終えた人もいるかもしれませんが、2次試験では25点~30点程度の問題になることもあり、大きな得点源になるので「逃げ」は許されません。(もったいないです)苦手な人は、テキストや1次試験向けの問題集を活用して、解答の手順をしっかり確認・実践できるようにしてください。

③のCVP分析は、過去問に対応するに限ります。2次試験のCVP分析では、売上や固定費、変動費などの計算に必要な情報が「何を使えばいいのかわからない」という状況があります。つまり、与件文や問題文の中や、予想貸借対照表を作成してその結果から導き出すなど、より実務的な出題形式になっています。このような問題形式は過去問以外ではあまり出題されない、出題できない形式なので過去問を用いてトレーニングをするのが一番近道になります。

は直接的な問題対策ではありませんが、前述の事例4の特徴で述べた通り、試験の最後の事例で疲れていて、集中力が切れかかっている頭を酷使して解答することになるので、「当たり前ができない」状態で挑むことになります。そんな状況でも「いつも通り」を実践するためには、与件文や問題文の読解力、検算などの「丁寧さ」が最後の決め手になります。

最後に、事例4対策として、多年度受験生の中には「イケカコ」と呼ばれる問題集(意思決定会計講義ノート)に取り組んでいる人もいるかと思います。この対策は事例4対策として有効なのでしょうか?

ズバリ! 事例4が苦手な人にはオススメしません。

というのも、そもそもイケカコは会計士向けの問題集であり、中小企業診断士の試験範囲外のテーマも含まれていること。また、端数処理などの試験の基本的なルールが異なっていること解答解説が簡易な解説となっており知識が曖昧な場合にはわからない場合もあるためです。

当然、事例4が得意、または事例4で他の受験生と差別化を図りたいと考えている受験生にはオススメします。イケカコを3周~4周行うことで計算対応力は格段に上げることができると思います。事例4で80点を目指す人向けと言ってもいいかもしれません。

各事例の特徴を説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?すでに2次試験まで1ヶ月を切っており、今さら特徴というのも遅いように感じる方もいるかもしれませんが、しっかり各事例の特徴を念頭に置いて試験対策・解答プロセルのブラッシュアップを図る必要があります。改めて確認しながらしっかり対策を進めてください。

次回は、解答作成(解答文章)のノウハウを紹介したいと思います。

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