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みなさん、こんにちは。これ短講師 中小企業診断士の中里です。

8月の試験に向けての準備は進んでますでしょうか?残りは約1か月半、その間に過去問対策や模擬試験など意外とやらなくてはいけないことが盛りだくさんだと思います。すべてを完璧にこなす必要はないので、しっかり優先度をつけて自分の試験対策として必要となる対策を行ってください。そろそろ取捨選択も必要となってくると思うので、得意科目、不得意科目それぞれのアクションは切り替えてくださいね。

梅雨

平成27年度の経営情報システムの解説も残り2問となりました。第24問、第25問は例年、統計に関する問題になっています。一般的には難解と言われる統計の問題ですが、ポイントを押さえれば得点をGETすることができますので、諦めずに対策していきましょう。

第24問

様々なデータ分析技法が開発されており、広く使われている。それらの技法に関する以下の1~3の記述と、その名称の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

①複数の母集団の平均値の間に差があるかどうかを統計的に検定するのに使える方法。

②Webサイトで2つの異なるページをランダムに表示して、それらに対する利用者の反応の違いを統計的に分析するのに使える方法。

③事前に与えられたデータが2つの異なるグループに分かれる場合、新しいデータがどちらのグループに入るのかを区別するのに使える方法。

[解答群]
ア ①:判別分析 ②:A/Bテスト ③:分散分析
イ ①:判別分析 ②:分散分析 ③:A/Bテスト
ウ ①:分散分析 ②:A/Bテスト ③:判別分析
エ ①:分散分析 ②:判別分析 ③:A/Bテスト

 

統計解析における分析手法に関する問題です。マーケティングなどを仕事にしている人は実際に使っていたり、キーワードは知っていたりするのではないでしょうか?

選択肢は3つ(判別分析、A/Bテスト、分散分析)なので、それぞれの分析手法の解説をしていきましょう。

まず、「判別分析」はデータの特徴をもとにグループ分けをするための判別(つまり、データがどのグループに属するか)する分析手法です。基本的には2つのグループの区分を行います。もっとも分かりやすい例は、多数のデータが存在する際にすべてのデータの近似直線を算出し、その直線の上側・下側に分類されるグループを判別する方法です。新しいデータを近似直線の数式に当てはめた時の解でグループを判別します。

「A/Bテスト」は、製品のデザインなどを決定する際に、複数のパターンを用意して、想定利用者に評判を聞いて定量的に「良い評価」のデザインを決定する方法です。Webデザインなどの決定の際によく利用されており、AパターンとBパターンのデザインを用意して、アクセスしてきた利用者にランダムに表示して、評判(利用の状況)を把握することで反応の違いを分析します。

「分散分析」は、2つの異なる特徴を持つ集団(母集団)がある場合に、平均値の違いを見て分析する手法です。分散については、財務・会計の投資判断の際に学習していると思いますが、平均からどの程度バラついているかを見るための統計値で、この分散を見ることで母集団の平均間の違いを見る手法です。

以上のことから、①は分散分析、②はA/Bテスト、③判別分析を示しています。したがって、「ウ」が正答となります。

この問題は、しっかり文章を読めばある程度の絞り込みが可能な問題なので統計問題としてはボーナス問題だったかもしれません。苦手意識を持つ前に落ち着いて問題文を確認することで対応出来る場合があるので、諦めないようにしましょう。

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