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みなさん、こんにちは。これ短講師 中小企業診断士の中里です。

過去問をやっていて、意外と振り返りに時間がかかっている方も多いのではないでしょうか?
初めての問題で間違ってしまった問題や少し悩んで解答をした問題など、すべてを確実に解答できるようにしようとすると、膨大な時間がかかることになります。いきなり完璧を目指すのではなく、段階的に精度を上げていくことが大事です。具体的には、問題集などに提示されている難易度をもとに、Aランク→Bランク→Cランクを段階的に抑えてください。(Dランクは捨ててしまって構いません。1問~2問程度しか出題されませんので)

理想的には、過去問を3回程度実施できると、しっかりした知識になると思いますので、限られた時間ではありますが、改めてスケジュールに反映してみてください。

 

第20問

業務フローの改善を検討するために、ビジネスプロセスをモデル化することの重要性が増している。そのためのモデリング技法として様々な記法が提案されているが、それらは、ワークフロー的視座に立つものと調整的視座に立つものに大別できる。このうち、調整的視座に立つモデリング技法として最も適切なものはどれか。

ア BPMN(Business Process Model and Notation)
イ DEMO(Design & Engineering Methodology for Organizations)

ウ EPC(Event-driven Process Chain)
エ ペトリネット(Petri Net)

 

この問題は、業務フローを分析するために必要となるビジネスプロセスのモデリング技法に関しての問題です。これもテキストなどの記載は、あまり詳しくはされていない場合が多く、知識対応では難易度が高い問題だと思います。ただし、この問題は落ち着いて対処すると、ちょっとした気づきで得点が可能な問題ですので「多面的」に考えることができれば対応できそうです。

まず、問題文の説明がヒントになっているので、確認します。問題文では、モデリング技法には「ワークフロー的視座に立つものと調整的視座に立つもの」があると記述されています。「ワークフロー」というのは、仕事の流れを基準に前後の工程を意識しながら整理を行うことです。

「ア」の選択肢は、「Business Process」となっている通り、業務の流れに着目したモデリング手法です。業務フロー図をなどが作成されるので、「ワークフロー的視座」の代表格と言っていいと思います。

「イ」は、「Design & Engineering Methodology」となっている通り、流れには着目せずに関係性を整理することを重視しています。DEMOは「組織のためのビジネスモデル設計開発方法論」と言われており、活動をする主体と主体の関連を整理することができる図です。

「ウ」は、「Process Chain」となっていますので、プロセスのつながり、つまり業務の流れに着目しています。EPCは、イベントと呼ばれる事象をきっかけとして、様々な機能が実行される流れを示します。

「エ」は、少々わかりにくいですが、「Net」となっている通り、情報の流れなどを解析するための手法です。流れに着目している点でワークフローと同じ考え方になります。

以上のことから、正答は「イ」となります。

すべて知識で対応しようとせずに、うまく単語などの表現から読み取ることで対応ができる問題でした。稀に、通常はカタカナ表現されているキーワードを日本語表現にすることで難易度を工夫している問題などもありますので、落ち着いて「意味」を考えることも対応策の一つとなります。

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