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みなさん、こんにちは。これ短講師 中小企業診断士の中里です。

模試の申し込みはすでに済んでますか?6月下旬から7月上旬で受験支援機関が1次試験向けの模擬試験(模試)を実施します。独学受験生の場合あまり試験に関する情報がなくて、意外とうっかりしてしまうこともあると思います。実際、私自身も初めて受験した年は模擬試験のタイミングなどは知らずに、7月になって「1ヶ月前なので。。。」と探したら、もう既に終わってました。なんとか、通信形式で受験ができる模試に申し込みましたが、模試は可能であれば「会場受験」をすることです。試験会場の雰囲気や、7科目の時間の流れなど、自宅受験では味わえない雰囲気があります。

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シリーズで平成27年度の経営情報システムの解説を行っています。ちなみに、平成26年度の経営情報システムの解説はこちらにあります。

 

第19問

多様な情報システムを開発して新規に導入したり、以前からあった情報システムを変更して利用したりすることが頻繁に行われ、情報システムの複雑性が増している。情報システムが複雑になればなるほど、ソフトウェアテストの重要性が高まる。これに関する記述として最も適切なものはどれか。

ア V字モデルにおけるテストとは、システム開発の過程をさかのぼるようにして、総合テスト、受入テスト、単体テストを逐次に実施する方法である。

イ 回帰テストとは、保守によってシステムに変更が加えられたならば、変更した部分だけのテストを行う方法である。

ウ デシジョンテーブルテストとは、ソフトウェアの利用に際してユーザが行う意思決定の内容を、デシジョンテーブルに整理してテストを行う方法である。

エ ブラックボックステストとは、プログラムの内部構造は考慮せず、機能やインタフェースだけに着目してテストデータを作成し、テストを行う方法である。

この問題は、システム開発の中でもテスト工程に関する知識に関する問題です。この問題も、テキストには簡単に触れられていますが、SEなどでないとあまり理解をしていないテーマだと思います。多くの受験生は選択肢の内容を理解するのも苦労したのではないでしょうか?なお、SE以外の人はこのテーマをそれほど深追いする必要はないと思いますので、後ほど解説しますが「ブラックボックステスト」のみ把握しておけば十分だと思います。

「ア」の「V字モデル」は一般的にはウォーターフォール開発の際に適用されるテスト方法です。ウォーターフォール開発では、外部設計→内部設計→プログラミングというようにフェーズが決められて開発が実施されます。この各フェーズで開発した内容をテスト工程で確認することになり、単体テスト→結合テスト→総合テスト→受入テストの順で設計工程を遡るように実施します。この選択肢では、テスト工程の順番が誤っています。

「イ」の「回帰テスト」とはシステム全体が正しく稼働するかを確認するテストです。具体的には、プログラムを変更・修正した箇所だけではなく、他の影響度がないかを全体に対して繰り返し行うテストとなります。したがって、選択肢で説明している内容は逆の説明となっており、誤りとなります。

「ウ」の「デシジョンテーブルテスト」とはプログラム処理の論理矛盾が無いようにデシジョンテーブルと言われる処理条件などによるパターンをまとめたものを使ってテストを行うことです。したがって、「ユーザが行う意思決定」とは関係なく、システムが対応する条件に合わせて処理結果が正しいかを確認していきます。

「エ」の「ブラックボックステスト」プログラムでどのように処理されているかを意識せずに外部設計などで定義されている入力データと処理結果の出力データが正しいかを確認します。処理中の状態を考慮しないことから「ブラックボックス」と言われます。反対に処理内容をすべて確認するテストを「ホワイトボックステスト」と言います。一緒に覚えておきましょう。

以上のことから正答は「エ」となります。

システムのテスト工程については、開発モデルと大きく関係してきます。一つひとつ覚えるのはあまり費用対効果がよくありません。システム開発などと関係ない仕事をしている受験生はこのあたりの知識は最低限(過去問などで覚える対象を絞って)で良いと思います

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