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みなさん、こんにちは。これ短講師 中小企業診断士の中里です。

本年度の1次試験の試験申し込み期間もあと1週間とちょっととなりました。また、試験案内の取り寄せも来週の火曜(24日)までとなっています。試験案内の取り寄せは「期間内必着」なので今週中には手配したいところです。まだ試験の受験を悩んでいる方もいるかもしれませんが、科目合格などで段階的に1次試験合格を狙う戦略もあるので、今年の試験にチャレンジすることをオススメします。まだまだ、試験まで2か月あるので、10点、20点は必ず伸びます!

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第18問

近年の多様なIT機器の発達、激しいビジネス環境の変動の中で、アジャイルシ ステム開発が注目されている。アジャイルシステム開発の方法論であるフィーチャ駆動開発、スクラム、かんばん、XPに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア フィーチャ駆動開発は、要求定義、設計、コーディング、テスト、実装というシステム開発プロセスを逐次的に確実に行う方法論である。
イ スクラムは、ラウンドトリップ・エンジニアリングを取り入れたシステム開発の方法論である。
ウ かんばんは、ジャストインタイムの手法を応用して、システム開発の際に、ユーザと開発者との間でかんばんと呼ばれる情報伝達ツールを用いることに特徴がある。
エ XPは、開発の基幹手法としてペアプログラミングを用いるが、それは複数のオブジェクトを複数の人々で分担して作成することで、システム開発の迅速化を図ろうとするものである。

 

この問題はシステムの開発プロセスに関する問題です。テキストなどにも出てくる内容ではありますが、やや詳細な知識がテーマとなっていて、難易度は高めだと思います。

「ア」の「フィーチャ駆動開発」はユーザ機能駆動開発とも言われ、アジャイル開発を大規模システム開発にも応用するための手法です。ソフトウェア開発を実際に動作するソフトを使い、繰り返し改善、機能強化を図ることで対応します。なお、選択肢後半の「逐次的に確実に行う方法論」ウォーターフォール開発を示しており、アジャイル開発と対極にある方法です。

「イ」の「スクラム」設計と開発を反復しながら行う開発手法が取り入れられており、その手法をラウンドトリップ・エンジニアリングと呼んでいます。顧客からの要求の変化や技術の変化などに柔軟に対応するための開発手法です。

「ウ」の「かんばん」はトヨタのかんばん方式をソフトウェア開発に取り入れたもので、開発工程の中で、タスクの明確化、必要なタスクの引き当てを行う情報伝達の方法です。したがって、「ユーザと開発者との間」となっている点が誤りとなります。(この出題の仕方はずるいですね)

「エ」のXP」はExtreme Programmingの略で、ペアプログラミングを取り入れていますが、同じプログラムに対して、ナビゲート役とプログラミング役とに分担して行うことであり、選択肢のようにオブジェクトを分担することではないことに注意です。

以上のことから「イ」が正答となります。

第17問、第18問と難易度の高い問題が出題されています。すべての知識を把握しておく必要なないので、知っている知識を使って消去法などで対応していきましょう。また、難しい問題は無理に対応するのではなく、後回しや印をつけるなどで改めて振りかって考えるクセをつけるようにしましょう。

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