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みなさん、こんにちは。これ短講師 中小企業診断士の中里です。

経営情報システムの平成27年度問題の解説も後半に入ります。といっても、問題数の半分というわけではなく、前半=基本的な知識後半=応用知識となっています。つまり、ここまでの15問で8割(できれば9割)取れると経営情報システムは得点源になり得ます。逆にここまでで5割を切っていると正直、科目合格(6割)は難しいかもしれません。実際の試験でも、各科目によってパターンは違いますが、「ボーダーライン」を意識しながら解答できるようになると、1次試験の合格に大きく近づいたと言えると思います。各科目でのパターンは過去問などで体験することが大事です。

組織・人事

シリーズで平成27年度の経営情報システムの解説を行っています。ちなみに、平成26年度の経営情報システムの解説はこちらにあります。

 

第16問

システム設計の際に使われる図に関する以下の1~4の記述と、図の名称の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

① 情報システムの内外の関係するデータの流れを表す図である。
② データを、実体、関連およびそれらの属性を要素としてモデル化する図である。
③ システムにはどのような利用者がいるのか、利用者はどのような操作をするのかを示すために使われる図である。
④ システムの物理的構成要素の依存関係に注目してシステムの構造を記述する図である。

[解答群]
ア ①:DFD ②:ERD ③:アクティビティ図 ④:配置図
イ ①:DFD ②:ERD ③:ユースケース図 ④:コンポーネント図
ウ ①:ERD ②:DFD ③:ステートチャート図 ④:コンポーネント図
エ ①:ERD ②:DFD ③:ユースケース図  ④:配置図

 

この問題は、システム設計で利用されるUMLに関する基本的な知識を問う問題です。テキストなどにも紹介さている知識なので多くの人が対応できたと思います。なお、情報システム特有の3文字略語が多く出てくるので、元の英単語を意識しながら覚えましょう。

①の「データの流れを表す図」は、そのままData Flow Diagramと訳すとわかると思います。DFDは、システムの処理をデータの流れに注目してまとめた図となります。(データの入力、変換、出力の流れをまとめたもの)

②については、「実体、関連」をヒントに考えるとわかります。実体は「Entity」、関連は「Relation」となりますので、Entity Relationship Diagramの略であるERDが該当します。これは、データの一つのグループ(顧客や住所など)とそれらのグループ間の関係(顧客情報の郵便番号で住所情報と関連付けられるなど)をまとめたもので、主にデータベースの設計などに利用されます。

③は「どのような利用者がいるのか」がヒントとなります。利用者とシステムの関係性、さらには利用者が何を行うのか、つまり利用実態をまとめた図で、ユースケース図と言われます。

④は「物理的構成要素」がヒントであり、システムの部品(コンポーネント)をまとめた図であることからコンポーネント図となります。

以上のことから正答は「イ」となります。

テキストなどには必ず、挿絵があると思いますが、もし不安な人は各キーワードを検索してみるとどのような図であるかがすぐわかると思います。情報システムの学習のコツは分からないものは一度検索してみましょう。

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