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みなさん、こんにちは。これ短講師 中小企業診断士の中里です。

いよいよ、本年度の1次試験の試験申し込みが開始されました。申し込みにあたっては、郵便振替での手続きのみとなっていますので、職場の近くや自宅の近くの郵便局で早めに済ませましょう。なお、ATMを利用して行うと手数料分がお得なのでオススメです。

point

窓口でもATMでも申し込み内容のチェックはしてくれませんので、自分で試験案内をよく確認して事前にチェックしましょう。(その場で書くのはあまりおすすめしません)

シリーズで平成27年度の経営情報システムの解説を行っています。ちなみに、平成26年度の経営情報システムの解説はこちらにあります。

 

第13問

企業経営における情報技術の利用が進み、その重要性が増す中で、情報技術を利用するシステムやシステム化指針を省略語もしくはカタカナ語として言い表すことが多くなった。それらに関する記述として最も適切なものはどれか。

ア PERT/CPMで用いられるクリティカルパス法と情報技術を組み合わせて、顧客と企業との間の業務フローの最適化を行うためのシステムをCRMと呼ぶ。

イ 企業を構成する様々な部門・業務で扱う資源を統一的・一元的に管理することを可能にするシステムをERPと呼ぶ。
ウ クラウドコンピューティングの多様なサービスが展開されているが、その中から最適なサービスを選択するシステム化指針をクラウドソーシングと呼ぶ。

エ クラウドコンピューティングの利用に際して、社内にサーバを設置して情報の漏えいを防ぐシステム化指針をインソーシングと呼ぶ。

この問題は、比較的時事的な情報システムに関するキーワードの知識を問う問題です。情報システム特有の3文字略語などの知識を確認する問題ですね。何度か紹介をしていますが、略語などについては、元の単語を覚えることで大きなヒントとなることが多いので、略語として覚えずに正式な名称を覚えてしまいましょう。

「ア」については、「企業間の業務フローの最適化」を図るとなっているので、「SCM(Supply Chain Management)」について述べていると考えられます。クリティカルパスなどのキーワードも頻出ワードなので、しっかり確認しておきましょう。なお、「CRM」についてはCustomer Relationship Managementの略で、顧客との接点を管理し、長期的に良好な関係を築くことで売上の最大化、最適化を図る考え方です。

「イ」は、企業の資源を管理することから「ERP(Enterprise Resource Planning)」の説明であり、正しい説明となっています。

「ウ」は、近年に急速に利用が拡大しているクラウドサービスを活用するためのシステム化指針についてであり、経済産業省などが公開している「クラウドサービス利用のための情報セキュリティマネジメントガイドライン」などを示していると考えられます。なお、「クラウドソーシング」は、カタカナで表記すると「クラウド」ですが、クラウドサービスの「Cloud(雲)」ではなく「Crowd(群れ)」となり、「Crowd Sourcing」となります。つまり、群衆をリソースとして活用する新しいアウトソーシングの形式となります。

「エ」は、クラウドコンピューティングの活用で、社内に設置することから「プライベートクラウド」の説明と考えられます。プライベートクラウドは、クラウドコンピューティングの技術を利用しながら、社内の設備で実現することで、セキュリティなどのメリットがありますが、コストは高くなりデメリットとなります。一方、外部のクラウド環境を利用する場合は「パブリッククラウド」と言われます。なお、「インソーシング」とはアウトソーシングとは逆に社内の資源を活用することを意味し、クラウド環境に限定した内容ではありません。(人、物、金、情報などの経営資源を社内完結すること)

以上のことから、正答は「イ」となります。

経営情報システム特有の3文字略語は、苦手とする人も多いかと思いますが、もう間もなく、直前期ですので、暗記モノにも積極的に取り組んでくださいね。

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