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みなさん、こんにちは。これ短講師 中小企業診断士の中里です。

春の気持ちいい気候のおかけで、家の近所のジャスミンが満開になっています。ジャスミンのいい香りが近所に漂っていて、春らしさを強調してます。みなさんの近所にも春を感じつ場所があると思いますので、勉強の息抜きなどで散歩をするといいかもしれませんね。

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シリーズで平成27年度の経営情報システムの解説を行っています。ちなみに、平成26年度の経営情報システムの解説はこちらにあります。

第9問

事業所内における TCP/IP を利用したネットワーク環境には、コンピュータや各種サーバの他、ルータ等のネットワーク機器や様々な周辺機器が接続されている。このようなネットワーク環境における通信状態を調べる手段であるpingの役割として、最も適切なものはどれか。

ア ネットワーク上で、対象とするコンピュータや機器が応答可能かを調べ、応答時間を表示する。

イ ネットワーク上で、対象とするコンピュータや機器までの経路を調べて表示する。

ウ ネットワークに接続されたコンピュータや機器のMACアドレスを、IPアドレスを指定して求める。

エ ネットワークに流れるパケットを捕獲して、その中身の表示や解析・集計などを行う。

この問題は、TCP/IPによるネットワークの知識に関する問題です。その中でもネットワークの通信状態を把握するためのツールである「ping」についての個別知識が問われています。pingについては、テキストなどにもあまり記載がないかも知れませんが、選択肢に上がっている説明はネットワークに関する知識の確認になるので、単に正解を選ぶだけではなく、それぞれが何を説明しているのかを確認しながら覚えてください。

「ア」は接続先のコンピュータが応答可能であるか、応答時間を調べることを説明しています。つまり、「通信状態」を調べており、問題文で指定されている「ping」の説明となります。

「イ」は接続先のコンピュータまでの経路を調べることを説明しています。インターネットに代表されるネットワークは複数のネットワークが接続されているため、対象となるコンピュータまで、さまざまな経路や通信機器を介して通信を行うことになります。その経路情報を調べるための「traceroute」の説明となっています。

「ウ」は接続されているコンピュータのMACアドレスを調べることを説明しています。MACアドレスとは、OSI参照モデルの第2層(データリンク層)での通信機器の物理的なアドレス情報のことです。このMACアドレスをIPアドレスを指定して調査するためには「arp」というコマンドを利用します。

「エ」はパケットの解析・集計などの分析を行うことを説明しており、「パケットキャプチャー」の説明と考えられます。パケットキャプチャーでは、実際の通信の中でやり取りされている、データを取得してデータの中身を調べることが可能です。一般的なメールなどの暗号対策を行わない通信では、このパケットキャプチャー技術を利用してメールデータの盗み見が可能となります。機密情報のやり取りなどでは、しっかり暗号化などの対策が必要になります。

以上から、正答は「ア」となります。

システム開発などと縁遠い方には、難しい(知らない)知識だったと思います。このように、やや特殊な知識も出題されるのが診断士試験です。過去問や練習問題などを通じて、知識の習得を図ることも大事になります。

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