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みなさん、こんにちは。これ短講師 中小企業診断士の中里です。
いよいよ春。。。を通り越して夏に近い気がしますが、だいぶ暖かくなってきました。そして、いろいろな意味で待ちに待ったGWがすぐそこです。集中的に勉強するもよし、逆に思いっきり遊んでしまうもよし、悔いが残らないようにGWの計画はしっかり考えて動きましょう。(どっちつかずとなってしまい、成果が残らないのが一番ダメだと思います)

 

第7問

RDBの設計においては、利用するマスタファイルやトランザクションファイルのテーブル定義が行われる。
ある業務で利用しているRDBでは、以下のようなマスタテーブルやトランザクションテーブルが定義されている。各テーブルが正規化されている場合、以下の空欄A〜Cに入る項目の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

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解答群
ア A:顧客住所 B:仕入先コード C:受注日付
イ A:顧客電話番号 B:仕入先住所 C:販売金額
ウ A:顧客電話番号 B:在庫量 C:値引率
エ A:自社担当者名 B:仕入単価 C:仕入先住所

 

この問題は情報システム開発の中でRDBの知識に関する問題です。RDBとは、Relational Databaseの略で、データ項目を意味に沿って関係付けて、管理することができるデータベース(データを蓄積、管理するための仕組み)です。具体的なソフトウェアは様々な種類がありますが、中小企業診断士試験で学習する知識は、ほぼ全ての製品が標準的に提供しているものなので製品名などは関係ありません。

また、RDBを効率的に利用するためには、データの正規化と呼ばれる整理が必要となります。正規化についてはテキストなどでしっかり確認しておいてください。RDB正規化SQLなどのデータベースに関する知識は経営情報システムの定番問題なので、この辺りの知識が曖昧な方は、これ短動画などを活用して、しっかり学習することをオススメします。

この問題では、2つの知識が必要となります。まず一つは、「マスタテーブル」「トランザクションテーブル」の意味の違いです。「マスタテーブル」とは、取り扱うデータのうち基本となるデータのことです。基本データとなるので情報の更新頻度が高くないのが特徴です。「トランザクションデータ」は都度発生するデータで、取引データとも言われます。データの追加や更新が業務ごとに行われます。

二つ目は、「正規化」に関する知識です。正規化は「第1正規形」~「第3正規形」まで押さえておいてください。一言で説明すると、データの意味ごとに整理して、内容の重複やデータの主従を決定します。これにより、データの一貫性の維持や利用の効率性の向上を目的としています。

問題で与えられているテーブルの情報を見ると、「顧客マスタ」「商品マスタ」「仕入マスタ」「受注トランザクション」の4つのテーブルがあります。正規化されているとの前提なので、各テーブルはすでに整理されている状態です。

A欄について考えてみましょう。A欄は「顧客マスタ」の項目なので、顧客に関する情報が入るべきです。「顧客住所」「顧客電話番号」は顧客の情報なので顧客マスタで管理されるデータと考えていいでしょう。「自社担当者名」は微妙ですが、同じ担当者が複数の顧客の担当している可能性があるので、コードとして管理するのが正規化の観点から妥当と考えられます。

B欄は「商品マスタ」の項目ですので、商品に関わる情報で変更が少ない情報である必要があります。「仕入先住所」は、商品に関する情報ではなく、仕入先に関する情報なので「仕入先マスタ」で管理すべき項目です。「在庫量」「仕入単価」はやや悩ましいですが、マスタが「変更が少ない情報」を管理することから考えると「仕入先コード」が最も妥当となります。

C欄は「受注トランザクション」の項目ですので、受注情報に含まれる情報となります。「仕入先住所」は仕入先に関する情報なので受注情報ではありません。また、「割引率」「販売金額」についても商品に関する情報と考えられるので、「商品マスタ」で管理した方が妥当性が高そうです。つまり、受注情報としては「受注日付」となります。

以上のことから正答は「ア」となります。

項目名だけでは、意味合いが曖昧なものもありますので、この手の問題は暗記だけでは対応できません。「マスタテーブル」や「トランザクションテーブル」の違いや「正規化」に関する知識は何度が出題されているテーマなので、これを機にしっかり覚えて、論理的に解答にたどり着けるようにしてください。

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