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みなさん、こんにちは。これ短講師 中小企業診断士の中里です。

週末に天気が良かったのは久しぶりでしたね、全国的に天気・気候ともに「春」の週末でした。試験に向けた勉強も大事ですが、勉強ばかりでは効率が下がってきます。勉強と息抜きのバランスが大事ですから詰め込みすぎず、遊びすぎずを心がけてください。

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シリーズで平成27年度の経営情報システムの解説を行っています。ちなみに、平成26年度の経営情報システムの解説はこちらにあります。

 

第3問

コンピュータによる業務支援が様々な場面で求められるが、小規模なプログラム作成で対応可能な場合でも、ソースプログラムの記述から、最終的に実行可能なプログラム実行プログラムを作成することが必要な場合がある。

以下にソースプログラムから実行プログラムに変換する手順を図示した。図中の①~④に当てはまる用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

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ア ①:インタプリタ ②:タスク ③:カーネル ④:コンパイラ

イ ①:コンパイラ ②:オブジェクトファイル ③:ライブラリファイル ④:リンカ

ウ ①:コンパイラ ②:カーネル ③:ジョブ ④:ジェネレータ

エ ①:コンパイラ ②:ジョブ ③:オブジェクトファイル ④:リンカ

 

コンピューター上でプログラムが動くために必要な仕組みについての知識を問う問題です。このテーマは、インターネットを利用したり、メールをしたりするなどの通常のコンピュータの利用では意識しない仕組についてなので、実際にプログラミングなどをした経験がない人にはやや分かりにくい知識となっています。受験生にとっては難易度が高い問題となっていると思います。

コンピュータ上で稼働するプログラムの多くは、ソースプログラムと呼ばれる人間が記述・解読できる形式から、コンピュータが計算処理ができる形式であるバイナリ形式に変換(コンパイル)が必要です。この変換の際には、コンピュータにあらかじめインストールされている様々な機能と連携するために、ライブラリと呼ばれる共通部品を利用して初めて実行プログラムとなります。

第2問と同様に解答群に記述されているキーワードを知っていればすぐに解答できる問題ですが、全てを完璧に知っておく必要はありません。以下の5種類について覚えておいてください。

「タスク」はプログラムが処理するためのコンピュータ内部での処理する単位のことです。例えば、「1+2を計算する」という命令に対しては、①「1」という値の入力を受け付ける、②「1」をメモリ内に格納する、③「2」という値の入力を受け付ける、④「2」をメモリ内に格納する、⑤「1」をメモリ内から呼び出す、⑥「2」をメモリ内から呼び出す、⑦「1」と「2」を加算する、⑧結果をメモリに化膿する、⑨メモリに格納された結果を画面に表示する、というように細かな処理が発生します。

「ジョブ」はコンピューターに指示をする仕事の単位を意味します。先ほどの例で言うと「1+2を計算する」がジョブになります。つまり、ジョブをコンピューターが実際の処理する単位に分割したものがタスクとなります。なお、タスクへの分割などはOSにて行います。

「コンパイラ」はソースファイルをコンピューターが実行可能な形式であるプログラムに変換するソフトウェアのことです。一般的にはソースファイルをマシン語に変換をする高水準プロセッサの機能となります。

「オブジェクトファイル」は、コンパイラにてソースファイルを変換する際に出力される中間ファイルです。通常、プログラムは複数のソースファイルで作られていますので、各ファイルをマシン語に変換したものだと考えてください。

「ライブラリファイル」はOSやその他のソフトウェアが提供する共通機能をまとめたファイルです。先ほどのオブジェクトファイルと連携させて、最終的に実行プログラムで様々な機能を利用できるようにするために組み込みます。

したがって、正答は「イ」となります。

皆さんが利用するスマートフォンのアプリなども基本的には上記のような手続きを経てアプリとして生成されます。やや細かな知識なので難しく感じた人も多くいると思いますが、解説を参考に知識の再整理をしてください。

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