ブログ一覧

みなさん、こんにちは。これ短講師 中小企業診断士の中里です。

先週末から全国的に非常に寒くなってますね。大雪が降ったところも多くあり、雪対策で大変だった方も多いのではないでしょうか?

今週末からは、本年度(平成27年度)診断士合格者の実務補習が始まります。私が実務補習を受けた時にも、大雪が降って非常に苦労した記憶があります。以前のこのブログでもご紹介しましたが、実務補習は1日でも休んでしまうと、その回は無効になってしまいます。必死に雪をかき分けて会場に行ったことも、今ではいい思い出です。

snow


 

さて、今回は2次試験の2科目(事例1と事例2)を取り上げて、特徴と対策を少しだけ紹介したいと思います。

 

最初から難しい事例1

事例1は、組織・人事に関する経営戦略がテーマとなる事例です。一部の方を除いて、あまり会社の組織構造や人事制度などについて日常的に取り組んでいる人はいないと思います。また、よく言われるのが「問題が抽象的であり、難易度が高い」という評判です。

structure

それでは、具体的な問題の構成を確認しながら、どのあたりが難易度が高いのかを見ていきたいと思います。

事例1では、第1問~第5問で構成されることが多いです。(各20点となるパターンがスタンダード)難しいと言われますが、基本的な出題の構成は安定しています。具体的には、以下のような出題の構成になっています。

・第1問:環境分析(主に外部環境)についての問題
・第2問:これまでに実施してきた施策についての問題
・第3問:現状の課題についての問題
・第4問:現状の課題に対する個別施策についての問題
・第5問:今後の戦略についての問題

基本的には、第1問の環境分析や第4問の実施施策を踏まえて、第5問の今後の戦略を考えることができ、事例問題を通した「一貫性」が求められる問題となる場合が多いようです。つまり、個別の問題に答えるだけではなく、全体の方向性を意識しながら問題を解くという点で、「難しさ」があるようです。

また、事例1の特徴として問題文で問われるキーワードが曖昧であるという点も挙げられます。例えば「組織管理上の課題」「管理施策」など、何を答えればよいのか範囲を限定することが難しい言葉で問われることが多くなっています。

これらの難しさに効率的に対応するためには、①過去問通じて、どのような問われ方をしているか単語レベルで意識をする②解答のための自分なりの解答キーワードを準備する、などが挙げられます。
もともと難しい問題なので、ライバルの他の受験生とも差がつきにくい事例なので、本番で「迷ってしまう」ことを防止できれば、安定した得点が可能になると言えます。

 

いろいろアイデアが出てくる事例2

事例2は、マーケティングに関する経営戦略がテーマとなっています。こちらのテーマは、事例1に比べると仕事などで関連業務を行っている人も多くいると思います。ある意味、取り組みやすい事例ではありますが、逆に取り組みやすさが「落とし穴」になる事例でもあります。

marketing

問題構成は、概ね以下のような構成ですが、問題の出題パターンによって比較的柔軟に構成が変わるところも特徴です。(例えば、表を用いた計算問題が出題されたり。。。)

・第1問:環境分析(主にターゲット市場)についての問題
・第2問:ターゲットの設定または新規商品についての問題
・第3問:現状の課題や今後の具体的施策についての問題
・第4問:今後のマーケティング戦略についての問題

近年では、商店街を題材にした問題表を分析させる問題など、出題形式がめまぐるしく変わっているように感じる問題が多いのが特徴です。ただし、落ち着いて問題毎の特徴を把握すると、分析系問題(与件文や問題文に記述されていることから解答する)が中心であり、あまり出題形式にとらわれることなく、しっかり題意を捉えて分析とその結果をまとめることで高い得点が望めます。

また、「落とし穴」として、受験生の仕事などの課題とオーバーラップして、中小企業診断士のセオリーから外れた解答(特定の前提条件を設定して解答すること)をしてしまう可能性があるという点があります。あくまでも中小企業診断士としての解答が求められいるので、与件文に基づく解答を行う必要があるのが大切なポイントとなります。もし、試験中に「ひらめき」が降りてきた時は、改めて与件文を確認して解答を精査してみてください。


 

2次試験では、模範解答が開示されていないので、どのような解答が正解なのかわからないのですが、2次試験の最終合格発表と同時に公開される「出題の趣旨」がヒントになりますので、必ずご自身の解答と「趣旨」を照らし合わせて、内容が離れてないかを確認してください。

また、事例問題に共通して、採点者は短期間に大量の採点を行うことが想定されます。したがって「読みやすさ」も重要なポイントです。「字を綺麗に書く」ということだけではなく、結論を前半に記述して、「何を言いたいのか」を簡潔に書くことなども必要です。試験対策として意識してみてください。

では、次回は好き嫌いが分かれる事例3中小企業診断士試験の最大の難関と言っても過言ではない事例4について紹介したいと思います。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。