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みなさん、こんにちは。これ短講師 中小企業診断士の中里です。

もう明日から12月となります。2016年度の中小企業診断士試験を目指している方は、そろそろ学習のリズムが出来てきたでしょうか?診断士試験では7科目もあり、粘り強い学習が必要となります。「いかに知識を覚えるか」よりも、「いかに学習を続けられるか」が重要となりますので、早めの学習のリズムを作ってください。リズム構築のためには、毎日の学習のスタートに財務・会計の問題を1問行うことをお勧めします!(財務会計の力もついて一石二鳥ですよ)

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さて、2015年度の中小企業診断士試験を受験された方は、来週の金曜日には合格発表があります。中小企業診断士の2次試験には、筆記試験の他に口述試験もあり、そして、合格後には中小企業診断士の資格登録のために必要な要件である「実務補習・実務従事」を行う必要があります。

「実務補習・実務従事」は、「中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則」に則って実施される、中小企業診断士への登録要件の1つです。試験の合格後の3年以内に15日間の指定された経営助言の実務を行うか、15日間の実務補習を受講することが求められます。

「実務補習」には、15日間コース5日間コースの2種類があり、自身の予定(多くが企業に勤めながらの受講になるので仕事を休めるかどうかですね)に合わせて選択することになります。なお、5日間コースを選んだ場合には、合格後3年以内に3回受講することで、15日間の要件を満たすことになります。

基本的には、いずれのコースでも5日間を1セットとして、1つの企業について指導官からの指導のもと、企業診断・助言を行うことになります。

5日間と言っても、実質は、10日間ほど費やすことになります。

●0日目(個人):事前調査
1日目(集合):チーム編成、経営者へのヒアリング
2日目(集合):ヒアリング内容の分析、診断報告書の構成検討
●3~8日目(個人):各自のパートのレポート作成
9日目(集合):レポート内容の確認、修正
10日目(集合):レポートの最終確認、報告書の製本
11日目(集合):経営者への報告、診断協会への提出

「集合」となっている日程が、公式な補習実施日となり、参加することで講習受講がカウントされます。なお、体調不良や仕事の都合などで、「集合」の日を欠席をすると、5日間の補習が全て白紙に戻り、改めて別日程の5日間コースを受講し直す必要がありますので注意が必要です。

それでは、実務補習の各日程の詳細について見ていきましょう。

Meeting

<0日目:事前調査>

実務補習の初日の1週間前~5日前に、指導官からチームメンバと診断先企業の概要の連絡が電子メールにてあります。詳しくは、指導官からの指示があるので、それに従い準備を行うのですが、一般的には診断先企業の業界の特性や事前に指導官から提示のある経営課題について事前調査を行うことが多いようです。

事前調査の内容を踏まえて、補習初日に経営者へのヒアリングを行うことが目的になりますので、ヒアリング項目まで検討しておいた方がいいでしょう。

<1日目:チーム編成、経営者へのヒアリング>

チームは5~6名の受講生+指導官となるのが一般的で、場合によっては補助指導官がつく場合もあります。基本的には、受講生だけで企業診断を行っていきますので、5~6名で活動することになります。初日にはチームメンバで役割を定義して、挨拶もそこそこに経営者へのヒアリングを行うことになります。

チームの役割は、①リーダー、②サブリーダー、③会計係、④書記などを決めることになります。
また、役割とは別に、企業診断の分担として、①経営戦略、②人事・組織、③マーケティング、④生産管理・店舗運営、⑤財務・会計などを各メンバに割り当てます。

経営者ヒアリングでは、各分担のテーマに応じて、1時間~1.5時間で口頭でのヒアリングを行います。時間が限られている中でのヒアリングなので、タイムマネジメントをしっかり行わないと、重要なことを聞きもらすこともありますのでリーダーを中心にチームとしてしっかり対応しましょう。

初日はヒアリングまでですが、多くのチームはヒアリング後に懇親会を実施することが多いようです。はじめて会うメンバですが、場合によってはこのチームでの出会いをきっかけにその後の診断士活動でのパートナーとなることもありますので、懇親会も実は大事です。

<2日目:ヒアリング内容の分析、診断報告書の構成検討>

翌日は、朝から会議室などでチームごとに診断先企業の課題の分析を行います。経営者からヒアリングできた課題や潜在的な課題をしっかりチームで共通認識にする必要があります。翌日から6日間は個人作業となるので、ここで認識がずれていると報告書の内容が統一されていない、いい加減なものになってしまうので、10日間の中で最も重要な日といって過言ではないでしょう。

分析手法は任意ではありますが、主にはSWOT分析を使います2次試験の対策として取り組んでいるのですが、与件文と実際の企業は違うので非常に苦労します。外部環境・内部環境の分析を行い、経営課題の設定、報告書の共通テーマの設定、報告書の基本的な構成を一気にまとめることになります。チームメンバから様々な意見が出てくるので、リーダーの腕の見せ所といってもいいかもしれません。

なんとか、報告書の構成までまとまると、翌日から各自のパートごとに報告書に向けた詳細分析になります。


 

少し長くなってしまったので、水曜日に公開予定の「後半」で続きを説明したいと思います。
それでは、お楽しみ。

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