ブログ一覧

「これ短」講師 中小企業診断士の松木和成です。

今回は、実務補習を終え、無事に中小企業診断士に登録した人に向けてお話をしたいと思います。

 

私は診断士を取得してから、2年が経ちました。私が診断士試験後に気付いたのは、

「実際に創業支援や経営支援の仕事をしていると、まだまだ知らないことが多すぎる」

ということでした。

 

学習内容が「幅広い」とよく言われますが、実は、診断士試験でカバーできていない分野がいくつかあります。

 

例えば、「事業計画書の作り方」もそのひとつ。

事業計画書は、創業支援や経営計画策定支援、補助金申請支援などを行う上では必須となる知識ですが、意外にも診断士試験では勉強しません。

合格後の実務補習では実際にコンサルを行いますが、ここで作成するのは改善提案書的なものであり、事業計画書ではありません。

ですので、診断士を取得するまでに、事業計画書作成の勉強をする機会はないのです。

 

私は今でこそ、創業支援や経営計画策定支援、補助金申請支援などを数百件行ったため、事業計画書を作成することができるようなりました。しかし、始めは本当に苦労しました。

始め私が「どうやって勉強しよう?」と思ったときに、真っ先に手が伸びたのが本でした。

しかし、いざ事業計画書の本を探してみると、意外にも診断士が求める内容の書かれている本はほぼ皆無でした。

税理士の方が書かれた数値計画に片寄った本がほとんどで、数値計画を実行に移すための行動計画にまで言及している本はほぼ皆無だったのです。

 

私が知る範囲では、数値計画以外にも言及しているのは、下記の書籍だけでした。

『銀行融資を3倍引き出す! 小さな会社のアピール力』

 

実はこの本、元銀行員の中小企業診断士の方が書かれた本です。

タイトルの通り、融資に関する内容がメインですが、事業計画書などの各種資料のひな形・記入例が40ページ以上に渡り掲載されています。

「事業計画書のイメージが湧かない」という方は、一度お手に取ってみるのをおすすめします。

 

事業計画書以外にも、「事業再生」や「税務」、「SNS」などの分野は、診断士試験ではほとんど扱われていません。

事業再生は経営法務で、税務は財務会計でちょろっと勉強するくらいで、実務で活用できるほどの内容は勉強しません。

SNSは企業のプロモーション施策や経営リスクを考える上で重要ですが、これもまたほとんど勉強しません。

 

どのような強みを持って診断士として活動していくかは人それぞれですが、いずれにせよ、診断士試験だけでは勉強が不十分です。

診断士試験合格で満足せず、試験合格後も継続的に勉強していってくださいね。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。