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「これ短」講師 中小企業診断士の松木和成です。

 

みなさん、「診断士を取得すると転職に有利」という話を聞いたことはないでしょうか?

今回は「診断士の取得をすると本当に転職に有利か?」ということをお話したいと思います。

というのが、実は私、診断士の勉強を始めてから転職を2回経験しています。

 

●美容メーカー

↓ 診断士1次試験合格

●経営コンサルタント

↓ 診断士取得

●人材会社

 

この流れだけ見ると、診断士の資格が転職で大活躍したような感じに見えてしまいますが、決してそうではありませんでした。

結論から言うと、診断士の資格があるからといって転職しやすいということは決してありませんでした。

 

初めて転職するときは、診断士の1次試験にだけ合格している状態でした。

そのときに転職を目指していたのは、経営コンサルタントの職種でした。まず、手始めに大手コンサルティング会社にいくつか応募しましたが、ことごとく書類選考で落ちました。

 

というのが、人材仲介会社の方いわく、大手コンサルティング会社は学歴を重要視する傾向にあるそうです。

「中途応募なのに学歴重視するなんて意味わからない」と思いましたが、私の学歴ではダメだったようです(笑)

たしかに、自分でも市販の書籍などで調べてみると、大手コンサルティング会社に入るには学歴が必要、との内容が書かれていました。

 

そんな中で内定をいただいたのが、中小企業向けのコンサルティングサービスを提供している企業でした。

ただし、その企業で内定をいただけたのは、私が診断士の1次試験に合格していたからではなく、私が経営目線で物事を捉える思考があることを買われてのことでした。

その会社は、ちょうどそのとき経営志向を持つ人材を探しており、そのニーズに私がたまたまマッチしたようでした。

 

つまり、1次試験の合格実績なんかよりも、思考面などの能力の方が大事なんですね。

ただし、その思考方法は診断士の勉強をしていたからこそ身についたと思います。そういった意味では、診断士の勉強が転職で役立ったと言えるかもしれません。

 

ところで、みなさん、コンサルタントって「がっつり儲かる」的なイメージありませんか?

私が年収アップしたかはご想像にお任せしますが、難関国家資格を取得して転職をしても、年収が下がる場合もあります。これは中小企業診断士に限ったことではなく、公認会計士や社会保険労務士など、他の国家資格でも同様です。

なぜなら、未経験で転職してきて、知識はあるけど能力があるかわからない相手に対して、企業は高給を出せないためです。なので、低賃金からスタートになる場合もあります。

これは断言できますが、難関国家資格を取得したからと言って、必ずしも年収がアップするとは限りません。むしろ下がる場合もあります。

 

次に、私が2回目の転職で目指したのは、経営企画職でした。そのとき私は、診断士の資格を取得してから、しばらく経ったころでした。

その転職活動をしていく中で知ったことは、経営企画職の求人は予想外に少ない、ということでした。

どうやら、経営企画職はクローズな求人が多く、求人が広くに告知されないことが原因のひとつとしてあるようです。

 

結局私は人材会社に転職することになる訳ですが、どの企業の面接でも資格のことなどはあまり聞かれず、これまでどんな経験をしてきたのかを多く聞かれました。

つまり、企業にとっては、なにを勉強してきたかが重要なのではなく、なにを経験し、なにができるのかが重要なのです。

 

診断士を取得したら転職しようと考えている方もいるかと思いますが、転職で大事なのは、「何ができるか」です。

診断士の資格だけ取っても転職活動では役に立たないと私は思いますが、診断士の知識を生かした業務経験は転職で役立つと思います。転職活動をはじめる前に、まずは今の会社でさまざまな業務にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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