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みなさんこんにちは。これ短講師 中小企業診断士の中里です。

先週の木曜日に本年度の試験日程が発表されています。まだ日程しか発表されていませんが、4月中旬には詳細についても発表予定となっていましたので、GW前には試験要項が公表されると思います。

中小企業診断士 1次試験

そして、忘れてならないのは、GWが終わるとすぐに、第1次試験の申し込みが開始されることです。約1ヶ月間の申込期間が設けられていますが、早めに申し込むことをおすすめします。理由は、試験会場がしっかりしたところになるからです。あまりギリギリに申し込むと人数によっては、予備会場のような場所に当たる可能性が高く、試験環境として、やや劣る可能性があるからです。
申込が開始されたら早めに申込を済ませましょう!

それでは今週は、第22問の解説から始めたいと思います。


 

第22問

事業継続のためには、各種の脅威にさらされた際の情報システムの回復力を高めておくことが必要である。独立行政法人情報処理推進機構が2012年に公開した「事業継続のための高回復力システム基盤導入ガイド」では、様々な脅威を前提に4つのモデルシステムを提示している。それらすべてに共通する記述として最も適切なものはどれか。

ア 機器などの冗長化を要求している。
イ 震度6弱までの地震に耐えられる建物・設備を要件としている。
ウ 大規模災害によるシステム障害や不正アクセスなどのセキュリティ事故を対象としている。
エ バックアップサイトの保有を要件としている。


BCPに関するICT分野の取り組みについての問題です。やや細い知識なので、知識として知っていた人はごく一部に限られると思います。(実際に仕事でBCPを行っている人などくらいですかね)
事業継続のための高回復力システム基盤導入ガイド」はこちらで確認できます。しかし、全てを覚える必要はありませんよ。

この問題のポイントは、問題文の最初の1行にあります。“情報システムの回復力を高めておくことが必要である”とありますので、脅威が発生した時に「破壊されない」ではなく「回復できる」ことにつながる選択肢を選ぶことになります。

「ア」については、冗長化でシステムの停止を防ぐことなので、「破壊されない」ための対策と考えることができます。

「イ」は、耐震設備による対策では、システム自身は停止(停電などで)するかもしれませんが、建物などの設備が継続利用可能であれば、すぐ復旧することが可能となります。

「ウ」は、知識がないと判断が難しいところですが、災害対策とセキュリティ対策が同じシステムモデルになるか、ということで考えると、4つに共通するとは考えにくいですね。

最後の「エ」のバックアップサイトとは、システムが設置されている場所とは別の場所(たとえば、東日本に設置されていれば西日本など)にバックアップ用のシステムを設置することです。非常に投資が高額になるので、これを共通の対策とするとガイドラインの要求を満たすシステムは一般的ではなくなってしまいます。

以上から、答えは「イ」となります。


 

知らない知識を問われたら、もう一度問題文に戻って、ヒントが隠されていないかを確認してくださいね。多くの場合は、選択肢を絞り込むためのヒントがちゃんと盛り込まれていると思います。そのヒントを頼りに、選択肢を一つずつ確認すれば、答えに近づくことができると思います。

次の問題は、お昼に公開します。

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