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みなさんこんにちは。これ短講師 中小企業診断士の中里です。
平成26年度の経営情報システムの解き方シリーズの本日3回目の更新です。

経営情報システムは、過去問をみると出題数25問、各問4点で配点されています。つまり、合格点(60%)には、15問正解し、10問は不正解で良いことになります。当然、この科目が得点源になる人は1問でも多く正答したいところですが、苦手な人は「どの10問を捨てるか」を判断することも大事です。

合格or未合格

それでは、第18問の解説を始めたいと思います。


 

第18問

中小企業がベンダにシステム開発を委託する場合、中小企業診断士には両者の橋渡しを期待される場合がある。このとき、中小企業とベンダのコミュニケーション手段となるシステム仕様書には、構造、機能、振舞の3側面を書かなければならな い。それぞれに書く内容の組み合わせとして最も適切なものはどれか。

ア 構造:データ(属性)型 機能:入出力 振舞:並列性
イ 構造:データ(属性)型 機能:並列性 振舞:入出力
ウ 構造:並列性 機能:データ(属性)型 振舞:入出力
エ 構造:並列性 機能:入出力 振舞:データ(属性)型


 

システム仕様書に求められる内容についての問題です。システム仕様書とは、対象となる情報システムが、「入力データ」に対して「どんな処理」を行って、「どんな結果」を「どんな方法」で出力するのかを定義するものです。

「構造」とは、システムがどんなデータを前提に処理を行うかを定義することです。電卓のようなシステムは「数字」を扱うことを前提としていますし、ワープロのように「文字」を扱うことを前提とするものもあります。このように入出力する「データの型」を定義しておくことで、何をするシステムなのかの一部を決めることができます。

「機能」は、入力に対して何を出力するか、定義することです。日々の売り上げデータを入力すると月の売り上げ集計を行うように、入力に対して、四則演算などの処理を実施して結果を出力することになります。

「振舞」は、機能をどのように実現するかを定義することです。つまり、動作方法を記述することになります。解答候補では「並列性」となっていますが、いろいろな処理方法がありますので、さまざまな内容が記述されます。

以上のことから「ア」が正答となります。


 

第17問に続いて、キーワードの組み合わせを選ばせる問題でしたが、この問題では3つのキーワードの並び順が異なるだけで、全て同じキーワードで構成されています。この手の問題は基本的に、知識というより国語力推察力で対応できるはずなので、慌てずに問題文の内容の確認と、解答キーワードの言葉の意味から仮説を立てると正答に近づけると思います。

では、続きはまた来週に解説します。

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