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みなさんこんにちは。これ短講師 中小企業診断士の中里です。
平成26年度の経営情報システムの解き方シリーズの本日3回目の更新です。

みなさんはプログラミングというと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?よくTVなどではプログラムをものすごい速さで打ち込む、スーパーエンジニアが行っているような演出が見られますが、最近では開発支援ツールなども整っており、パワーポイントのようにパーツを貼り付けて、プログラムを記述したりができるようになっています。

とはいえ、最後は人が考えることを実現したいので、利用者が行いたい処理の流れをどのように実現するかを確認しながら進めることになります。今回は、そのプログラミングの開発方法についての問題です。

それでは、第15問の解説を始めたいと思います。


 

第15問

近年注目されているシステム開発手法に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア エクストリームプログラミングは、システムテストを省くなどしてウォーターフォール型システム開発を改善した手法である。
イ エンベデッドシステムは、あらかじめインストールしておいたアプリケーションを有効に利用してシステム開発を行う手法である。
ウ オープンデータは、開発前にシステム構想およびデータをユーザに示し、ユーザからのアイデアを取り入れながらシステム開発を行う手法である。
エ スクラムは、開発途中でユーザの要求が変化することに対処しやすいアジャイルソフトウェア開発のひとつの手法である。


開発手法についての問題です。SEなどをしている人は、得意な問題かもしれません。あまりシステムなどに詳しくない方にとっては、やや難しい問題となっているのかもしれません。ある程度、前提となる知識がないと正答できない問題です。

「ア」のエクストーリームプログラミングは、少人数での開発プロジェクトに適した開発手法と言われています。主な特徴は19のプラクティスを元にそれらを実行することで柔軟な開発を行います。ペアプログラミング(2人がお互いに同じプログラムを作成とチェックを同時に行うこと)などを行いながら開発を進めていきます。一方でウォーターフォール型は、作業工程を一つずつ組み上げて行くような開発手法となっており、エクストリームプログラミングとは対極に位置付けられます。したがって「×」となります。

「イ」のエンベデッドシステムは、組込型ソフトウェアの事です。例えば、TVやエアコンなどの家電もプログラムで制御されていますが、これらのソフトウェアのことを意味します。開発手法ではないので、「×」となります。

「ウ」のオープンデータは、近年自治体などが取り組んでる政策の一つです。ある組織が保有しているデータを広く公開することで、2次利用による新たな利用方法の開発や付加価値の提供につなげる動きです。これも開発手法ではないので「×」となります。

最後に、「エ」のスクラムは、アジャイル型の開発手法の一つとなります。チームを組んで、素早く開発を行うことに特徴があります。

以上のことから「エ」が正答となります。


 

開発手法については、様々なスタイルが存在しています。開発する内容プログラマの技術レベルなどによって異なってきます。このテーマに関する知識は、SEの方でも実際の経験と差があることが多い分野です。

基本的には、それほど難しい知識は問われないと思いますので、基本知識をしっかりおさえておくことが大切になります。「基本知識」の身に着け方として、過去5年間の本試験問題で問われている、開発手法について覚えておけば十分だと思います。

では、続きはまた来週に解説します。

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