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こんにちは。「これ短」講師 中小企業診断士の田中亮です。
今回から私の担当科目の過去問をみていきます。
選択肢ごとの解説は巷にあふれていますから、ここでは現場で問題を解く際のコツを解説していきます。

今日は平成26年度の経営法務 第6問から第10問及び第13問です。
なお、問題は掲載しませんのでご自身で確認ください。
平成26年度 経営法務 問題(中小企業診断協会ウェブサイト)

【第6問】(知識では解けない/考えれば解ける:配点5点)

不正競争防止法の商品等表示についての問題です。
商品等表示の定義を知っている受験生はほとんどいないと思います。
したがって知識で解けたという方は少ないでしょう。

それでもこれはサービス問題です。
「商品等表示」という言葉のイメージをもとに選択肢を検討してみてください
成分表示だけが商品等表示っぽくないことは一目瞭然でしょう。

【第7問】(知識で解く:配点4点)

意匠法についての問題です。
この問題のポイントは「秘密意匠 3年」を知っているかどうかです。
意匠法を学習するうえで、部分意匠、組物の意匠、関連意匠、秘密意匠は必須です。
そして秘密意匠といえば3年です。秘密意匠で覚えるべきとことは「3年」くらいです。
基本的事項を覚えていれば解けるのでサービス問題といえます。

逆に消去法で解こうとするとやや難易度が高いです。
イとウの無効理由は関連意匠や組物の意匠をしっかり理解していないと解けません。
また、エの類否判断もテキストレベルの学習だと判断を迷うところでしょう。

【第8問】(知識では解けない/考えれば解ける:配点4点)

商標法の不登録事由についての問題です。
不登録事由を細かに覚えている受験生はいないと思います。
したがってこの問題を知識で解いたという方は少ないでしょう。

それでもこの問題もそれほど難しくはありません。
選択肢をみてみるとどれも登録させると良くない感じがすると思います。
でもどれか一つは登録できる場合があるというのです。
選択肢の4つを比較してみると、可能性がありそうなのは「市町村を表示する標章」しかありませんね。

【第9問】(解けない:配点5点)

商標の取消審判と異議申立についての問題です。
これらの制度を理解している受験生は少ないでしょう。
実は問われていることは非常に基本的な内容なのですが、そもそも審判制度はほとんど学習しないと思います。

この年は知財で小問を含めて7問の出題があります。
他の問題が易しめですので第9問は間違えてもOKです。

【第10問】(知識で解く/考えれば解ける:配点5点)

著作権の基本事項についての問題です。
第9問のように解けない問題ではないですが、簡単ではないかもしれません。
知識で解く場合、アとエを知っているかどうかが勝負です。
著作者(法人著作)と著作者人格権の譲渡のポイントを覚えていれば解きやすくなると思います。
一方、これらを知らない場合でもウが侵害っぽいことは感覚で判断できるでしょう。

【第13問】(知識で解く:配点各4点)

知財の保護期間などについての問題です。
基本中の基本を問うサービス問題ですので、これが解けないとなると勉強が足りていないと考えてください。

まとめますと、
第7問、第13問は基本的な知識で解ける問題です。ここで12点。
第6問、第8問は考えれば解けます。ここで9点。
これだけで知財分野31点中21点(67.7%)ですので十分ですが、第10問が拾えると31点中26点(83.9%)となり余裕がでてくるでしょう。

知識で解こうとすると難しい問題でも考えれば分かるものもあるので諦めずに考えてみてください。

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