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「これ短」講師 中小企業診断士の松木和成です。

企業活動を行っていくためには、全社的な目標を設定し、その目標を現場の目標にまで落とし込むことが必要です。逆に、全社的な目標だけを設定しても、現場の従業員は何を目標に行動したら良いかが分かりません。

今回紹介する「バランススコアカード」を活用すると、全社的に設定した目標を以下の順番に沿って現場の目標にまで落とし込むことができます。以下で、飲食店を例に見ていきます。

バランススコアカード

 

①財務の視点
まずは、財務に関する視点で、全社的な数値目標を設定します。
(例)売上を対前年10%アップさせる。

②顧客の視点
次に、財務の目標を達成するために、顧客に関する数値目標を設定します。
(例)売上対前年10%アップを達成するために、客数を5%、客単価を5%アップさせる。

③業務プロセスの視点
顧客の目標を達成するために、業務に関する数値目標を設定します。
(例)客数5%アップを達成させるために、紹介カードの配布を来店客全員に行い、さらに、店外でのチラシ配布を1日200枚行う。また、客単価5%アップを達成させるために、おすすめ商品の紹介を来店客全員に行う。

④学習と成長の視点
最後に、上記で設定した業務がしっかり行えているか、見直しを行えるようにします。
(例)紹介カードとチラシの配布がしっかり行えているか、毎日集計を行う。また、おすすめ商品の注文数についても、毎日集計を行う。週1回ミーティングを行い、従業員へのフィードバックを行う。

 

しっかりと目標設定がされていれば、「学習と成長の視点」で設定した目標を達成すると、「業務プロセスの視点」の目標が達成され、「顧客の視点」の目標も達成されます。最終的には、「財務の視点」の目標も達成されます。もし達成されない場合は、目標設定の見直しを行います。

目標の落とし込みは、企業活動を行う上でとても重要です。診断士試験には出題されませんが、企業へコンサルティングを行う際には、「バランススコアカード」をぜひ活用してみて下さい。

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