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財務会計担当の石井瑠美です。
今日は費用認識のタイミングについてお話しします。
会計ではどの時点で費用や売上としてカウントするのかというタイミングによってふたつ、考え方があります。
ひとつは現金主義。現金の出入りのタイミングに基づいて、現金が入ってきた日が売り上げた日。実際に支払った日が、費用が発生した日、とする考え方のことです。
もうひとつは発生主義。現金はまだ入ってきてないんだけれども、請求書を発行したタイミング(ここは人によって異なる)で、売上として認識する、という考え方です。
昔は現金主義で会計を行っていましたが、現在では発生主義が主流となっています。
このきっかけは産業革命にあります。
産業革命というのは、これまで機械に頼らず手工業生産だったものが、大規模工場生産へと移り変わった革命のことをいいます。
大規模工場生産になるということは、それだけ大掛かりな設備投資が必要になる、つまり固定資産が増加するということで、今まではちょっとした工具や道具で比較的少額の投資で事足りたものが、必然的にこれまでとは桁違いの投資額になってきます。
それだけ大規模な設備投資ということは、その設備を使用する期間も当然ながら長期化します。長年に渡って売上に貢献する設備費用を、購入したタイミングだけで処理するのでは、売上と費用の関係を正しく把握できません。(ということは、株主などの利害関係者に会社の報告をするにも後ろめたいような気になるわけです。)
そこで、「減価償却費」「信用取引」という概念が出てきて、現在の発生主義へと移り変わってきたんです。
このように、歴史の流れにそって会計も少しずつ変わってきているんだな、ということを理解できると、面白くなってきませんか?
減価償却費、信用取引についてはまた今度記事としてアップしたいと思います。
それではまた。^^

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